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プレスリリースは、カタログそのままでイイんじゃないか問題について

最終更新: 2019年6月4日

新商品が出るとき、

メーカーは、プレスリリースの少し前から

カタログやWEB制作を始めます。

全部同じコンテンツで良いのか?について考えを書かせてください。書かせてください。


プレスリリースは、時間の必要なカタログなどと違って、

発表の少し前で間に合うので、すでにある

カタログ用やWEB用に使った情報などを参考に書いたりします。

カタログやWEBは、商品企画等の担当者が

キャッチフレーズや文言をひねり出し、写真を多用し、

『お客様向け』の情報として、高い精度を目指した制作物です。

プレスリリースというのは、

『報道機関向け』として発信する、会社のオフィシャルな文書です。

お客様向けのカタログやWEBの情報や文章をそっくりそのまま

プレスリリースに転記してOKなのであれば、

写真が豊富で一目でわかりやすいように作られた

カタログをマスコミの皆さんに配ったほうが良いですよね。

でも、『カタログ・WEB』は購入いただく為の資料で、

『プレスリリース』は記者さんが書きやすいだろうポイントをまとめた資料。

目的が違うので、そっくりそのまま、って訳にはいかない、

と、私は思います。(もちろん、そのまま使う所もあります)

この『カタログそのままでイイんじゃないか問題』について、

マスコミの方とやり取りした事のない方に説明するのは、かなり難しく、

若い時は、この説明にかなりの時間を割きました。

カタログは、購買意欲をくすぐる為に、

お客様の興味をひく魅力的な機能やデザインを

写真やキャッチコピー等を駆使して視覚的に

刺激する様な印刷物です。

誤解を恐れずに書くと、企業が言いたいこと、

伝えたいことを自由に表現しても良い媒体です。

『こんなすごい事や、あんな新しい事ができる商品です』

というのを伝えるイメージです。

これに対して、プレスリリースは、

厳しい目の記者さん達が読むことを前提に、

客観的かつFACTベース。

文字情報だけで、商品説明ができている事が基本です。

『ちょっと盛りすぎじゃない?』とか

『都合の悪い事に目をつむってない?』

といった印象を与える表現は、避けます。

ですから、プレスリリースでは、

『 “●●●”は、▲▲や、■■など客観的に考えて、

ニュースだと判断したので、本日発表しました。』的な

内容を書くものだと、私は思っています。

そういう訳で、カタログでフィーチャーしたいポイントと、

プレスリリースでフィーチャーしたいニュース性が高いだろう

ポイント(多くの記者さんの関心事)が違う事って、結構あります。

例えば、カタログでフィーチャーしたいのは、購買につながる情報ですから、

既存機種に対するお客様の不満点を改善したAという機能。

でも、プレスリリースでは、ニュースを載せるべきなので、

今業界で話題になっているBという機能。

・・・という具合です。

カタログ、WEB、プレスリリースの表現を

全部合わせたい気持ちもわかります。

でも、その表現がそれぞれの目的に合っているのか?

再考してみるのも、良いのではないかと思います。

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